オタクの遊び場

この電子書籍を作り直すにあたり、少し、昔楽しんだでみせの話をしたいと思う。
祭りの時にあるでみせは、私にとっては凄くいい思い出のオンパレードだったから。
まずはヨーヨー釣りの話。
ヨーヨー釣りは、ヨーヨーのゴムのところをひっかけて釣りあげる遊びだが、つり仕掛けの本体がコヨリ紙でできており、水に溶けて切れやすくなっている。
そこで、そのコヨリ紙の部分を少しねじりながら、鼻の脂を付ける事で切れにくくなるテクニックがあった。
ただ、これが本当に効果があったのかどうかは分からない。
店のおっちゃんが言っていただけだ。

金魚すくいは子供の遊び、大人は鯉釣りだってノリがあった。
魚にひっかけて釣り上げる、小さな釣り堀みたいなものだ。
まずエラのとろこにひっかけて、竿を立てる。
魚が暴れても、竿のしなりがあるので糸は切れない。
しかしそのまま釣り上げようとすると、重みで糸が切れる事は確実だ。
そこで、魚が少し弱るまで待つ。
口を水面に出し、水を吐かせるのだ。
すると魚は軽くなり、釣り上げる事ができるって寸法だ。
この方法を知ってからは、一番安い竿でも沢山釣り上げられるようになった。

他にも、ノビールせんべい屋とか、トウモロコシ屋など楽しい思い出はあるが、これ以上は遊びではないので割愛する。