オタクの遊び場

古事記を読んでみて‥‥読んだのは原文でも無いし、単純に訳したものでもないので、話が違っている所もあったかもしれません。
それでもあえて読んでみて思ったのは、『テンポがいい！』って事ですね。
最近の小説は、文字によって想像できるように描写が細かかったりしますが、これくらい単純な方が面白いです。

天皇の寿命が徐々に人間に近くなって、最後はもう完全に人間になっているのも面白いです。
最初は神の血が濃いからか、寿命が５００年とかありましたよね。
それが徐々減っていって、気が付いたら普通の人間でした。
この話が現実とつながっているのですから、やっぱり楽しいです。

それと気になったのが、天皇の血統ですね。
人間は血統ではないという考えから差別を批判する人が多くいます。
私は全面的にそれを支持はしません。
何故なら、男と女の違いは明白だし、人種によっても差が出ています。
ＩＱの高い国にはどんな人種が多いでしょうか。
スポーツで好成績を収めているのはどうでしょうか。
日本人はどれだけ頑張っても身体能力では黒人には勝てません。
身長も低いですし、パワーもないですから。
でもその分、ＩＱが高くて器用ですよね。
劣っている部分があれば、それをカバーしようとする部分が発達するのです。
だから少なくとも血統というものには意味があるはずです。
しかしこの天皇の血統を見ていると、横暴だったり凶暴な天皇もいれば、賢い天皇もいれば、気弱でヘタレな天皇もいます。
そういう面では、全く関係が無いという事を教えてくれますね。
それを感じられただけでも、古事記は読んで良かったと思えます。
これが１３００年前に書かれたものですか。
うん、感動しました。