オタクの遊び場

オオモノヌシとセヤダタラヒメの話は興味深いですね。
厠というものは既にこの頃からあったのでしょうか。
トイレですね。
川の上に作られたトイレという話から、昔から日本人は排便を川でする習慣があったのだと思われます。
古事記が書かれた時期には確実にあったと考えると、日本は本当に衛生的です。
ただ、年中軟便の私は、この頃に生きるのは結構辛そうです。

綏靖天皇の誕生話も面白いですね。
日向にいた時の子と、オオモノヌシの娘イスケヨリヒメとの子の話。
弟の方が度胸も有って天皇に向いていると皇位を譲る話は、なんとなく三国志の劉琦を思い出します。
そして譲られる方は必ず言います。
それは受け入れられないと。
人の上に立つ人、認められる人っていうのは、こういう謙虚さが大切なんですね。

欠史八代の天皇は、綏靖天皇、安寧天皇、懿徳天皇、孝昭天皇、孝安天皇、孝霊天皇、孝元天皇、開化天皇。
空気だった天皇と言いますか、記録が残っていない天皇という事です。
家系図的なものだけだったのでしょうかね。
そしてきっと平和な時代だったのではないかと想像します。

崇神天皇の時代に問題になったのが疫病です。
つまりやはりここまでは戦いというものが無かったように感じます。
疫病を収める為にオオモノヌシを祀ったり、アマテラスを祀る場所を探したりという話は、事実神社が存在しているので分かりやすい話なのでしょう。
神社って歴史を残す場所でもありそうです。
それにしても調べると、日本って神社が多いですね。
まあ連絡網でもあったわけですから、無いと全国統治なんてできませんけれど。

その後謀反を処理したり、東北を平定したりと活躍する崇神天皇。
ただ平和の中、民の要望が増えてくる事から税を取るようになるとか。
それまでは奉納品だけでやってきたのですかね。